エルンスト ザイラー

ドイツ・ミュンヘン生まれ。1952年ケルン音楽大学入学。1956年渡米してジュリアード音楽院入学。奨学生として、故エッブシュタイン教授、故ゴドニッツキー教授のもとに研鑽を積む。在学中からアメリカ各地で多くの演奏会に出演し好評を得る。ニューヨークでは、コロニークラブ主催ピアノ国際コンクール一等賞を獲得。

1959年ジュリアード音楽院卒業、1960年同大学院卒業。ヨーロッパ各地を巡る演奏旅行で好評を得る。1961年神戸女学院大学の招きで来日。以来、ザルツブルク音楽大学や京都市立音大(現芸大)や洗足学園大学など国内の各大学のピアノ教授として後進の指導に当たり、数多くの若く優れたピアニストを養成してきている。

現在、京都市在住。京都府日吉町には古寺を移築したかやぶきの音楽堂を持つ。そこを拠点に、日本各地はもとより、ヨーロッパ、アメリカ、東南アジア等、世界各地で演奏活動、音楽教育、放送活動など幅広い活動を続ける一方、伝統的ドイツ音楽の継承者として、ソナタ形式の神髄を極めるべく活動を続ける。滞日50年を迎える大の親日家でもある。

カズコ ザイラー

京都に生まれる。1970年桐朋学園高等音楽科卒業後、ザルツブルク音楽大学へ留学。在学中よりヨーロッパ各地において演奏活動を続ける。その間、ザルツブルクとポルトガル・シュトリルにおいて国際夏期講習に臨む。この頃よりソリストとして多くの演奏会に出演する。

E・ザイラーと結婚後は、ピアノデュオとしての活動を中心に、世界各地の演奏会に数多く出演。

国内各地においても、デュオとしての幅広い活動に加えて、ソリストとしてのリサイタル、室内楽、オーケストラとの協演、そして講演、TV、ラジオの出演、さらには執筆活動と、実に多彩な活動を続けている。

ザイラーピアノデュオ
ザイラーピアノデュオ