国内外でのホールコンサート

どのようなセッティングの中でも演奏できることを楽しんでいます。

私のかやぶき音楽堂で開催する「座布団コンサート」以外にも、外にツアーに出かけていきます。

ザイラーピアノデュオの時代には、北海道の廃校、PTAのイベント、大学の式典、ディナーショウ、博物館などなど、あらゆる場に出掛けて演奏をしました。

その意図は、「素晴らしいコンサートホールが無ければ素晴らしい演奏はできない」ということはないと考えるからです。もちろん、世界的に高水準な音響、素晴らしいピアノ、そして意識の高い聴衆が備わった素敵な日本のコンサートホールも良いと思います。何年もかけて、私たちデュオは、素晴らしいコンサートホールのほとんどで演奏を行ってきましたし、従来に増して素敵な新しいホールが出来ることを楽しみにもしています。しばしば、新しいホールのピアノ開きを行う機会を得ることは、非常に光栄なことであり感謝しています。そのようなホールの多くは、農山村地域に建設され、時には、田んぼのまん中に建っていることもありますし、普通大変優れた施設となっています。ところが、質の良いクラシック・コンサートのシリーズを企画実施するだけの資金に不足する結果、オープニングの興奮の後は、高価なグランドピアノもめったに使われなくなってしまいます。そのような状況だからこそ、そういうホールで演奏することも嬉しく思います。

カズコ・ザイラー
ザイラーピアノデュオ
カズコ・ザイラー