カズコ・ザイラーと素敵な音楽仲間

Kio Seiler キオ・ザイラー ヴァイオリン

3歳の頃からヴァイオリンを始め、香西理子、田渕洋子各女史に師事。堀川高校音楽科(現・京都市立音楽高校)を経て、サンフランシスコの芸術高校卒業。イーストマン音楽大学入学。アスペン音楽祭にて、(故)ド ロシー・ディレイ女史に師事。シンシナティ州立大学音楽部に招かれ、全額奨学生として女史のもとで研鑚を積む。卒業後、イエール大学で安芸晶子女史のもと、修士課程を卒業。マスタークラスでズッカーマン、ワイラーシュタイン他世界の巨匠達に師事。後にロンドンに移り、イギリスのギルドホール音楽院の奨学生としてデイビット・ タケノ氏のもとでポストグラジュエートディプロマを取得、卒業。

その間、数々のコンクールで賞を受ける。ソリスト、室内楽奏者として、欧州を拠点に、リサイタル、室内楽コンサート、オーケストラ共演などヨーロッパ、アメリカ、アジア、南米、オセアニア、アフリカ、ロシア、世界各国で活躍をしている。ベルギーの国立ロイヤルフレミッシュフィルハーモニックの第2ヴァイオリン首席を得て2011年からは、スイスの名門、チューリッヒ室内楽団の第1ヴァイオリンに就任。クラウディオ・アバド、ピエール・ブーレーズ、ダニエル・ハーディングなどの指揮者と共に 、マーラーチェンバー、フランクフルト交響楽団、カメラータザルツブルク、スコティシュチェンバーなどに常時、客演、首席として演奏を世界各地で重ねている。この秋10月は、ルツェルン祝祭管弦楽団の一員として来日する。

音楽活動だけではなく、テレビやラジオにも幼い頃から多数出演しており、日本においては、8代目ユニチカマスコットガールや、大同生命のTVコマーシャルに出演、全国ネッ トで放映。エッセイの連載、レポーターなどNHK他、多数のTV局番組で務めた。

Vadim Serebryany ヴァデイム・サラブリヤーニ ピアノ

1975年ロシア・サンクトペテルブルクに生まれる。カナダのトロントに家族とともに移住し、トロント音楽院にてマリーナ・ゲリンガス女史に師事。カナダにて数々のコンクールに優勝し、カナダ国立放送出演やロイヤル・トンプソンホール・グレングールド・ホールなどにて多くの演奏会に出演。のち、アメリカに移り、ニューヨーク市とその近郊において活躍。リンカーンセンターやアリスタリ―ホールなど度々演奏会に出演。

ジュリアード音楽院にて、オクサーナ・ヤブロンスカヤ氏に師事し、バチュラー及びマスター卒業。さらに、イェール大学にてボリス・ベルマン氏に師事し、2000年6月ドクター卒業。

ヨーロッパから南米、オーストラリア、北米の広い範囲でソリストや室内楽奏者として活躍し、近年では、日本においての連続演奏会や、ベートーヴェンのヴァイオリンとピアノのためのソナタ全曲演奏会などを行っている。現在、ニューヨークのイオカ大学で助教授を務めている。

Chaim Steller ハイム・シュテラー ビオラ

ハイム・シュテラー氏は、アムステルダムに生まれ、4歳の時にヴァイオリンを始め、16歳でヴィオラに転向。アムステルダム音楽院では、Marjolein Dispa氏に師事、のちにフライブルグ音楽大学でWolfram Christ氏の元、最も優秀なソリストとして卒業証書を取得。引き続き室内楽をベルリンでアルテミス四重奏団に師事。アルフレッド・ブレンデル、ラーズ・アンダース、トーマス・リエブル各氏などと室内楽を演奏。

2007年以降、マエストロ、クラウディオ・アバドの元、モーツァルト管弦楽団で演奏。アバドの招待で2008年からは、ルツェルン室内管弦楽団でも演奏している。

オーストラリア室内管弦楽団、NDRエルプフィルハーモニー管弦楽団、ハンブルグのオーケストラなどの客演首席奏者として定期的に演奏している。ハンガリーにおいては、Trio Dumas を創設し、CD録音もしている。

ドイツのマルクキルヒェンで行われた、第42回国際ヴィオラコンクール優勝。アムステルダムで行われた第2回ヴィオラコンクール優勝。2008年には、フライブルグ音楽大学において、コメルツ銀行から優秀な生徒に与えられるグスタフ・シェック賞を受賞。ベルリン音楽大学においては、アリス・サムター賞を受賞。

ソリストとしてオーケストラとの協演も多く、ドイツやイタリアでシュターミッツ、ベルリオーズ、モーツァルト、ヒンデミットなどの協奏曲を協演している。

2015年からベルリン・コンチェルトハウス管弦楽団の副主席ヴィオラ奏者に就任。
2019年からライプティヒのゲバントハウス交響楽団首席ヴィオラ奏者に就任。
アムステルダムのMax Moller Viola(1959年)を使用している。

Erika Akane Schutter エリカ・アカネ・シュッター ヴァイオリン

1983年スイスに生まれる。父はスイス人、母は日本人。

バーゼル音楽院でトーマス・フュリー氏に学び卒業、教員免許を取得。更にルツェルン音楽大学でセバスチャン・ハマン教授に師事し、2012年冬ソリスト演奏のMAを取得。

室内楽に情熱を傾ける。メデア・トリオ(ピアノ三重奏団)のヴァイオリニストとして2005年から2015年まで活動。

2009年ミグロ室内楽コンクールと2011年オルフェウス・スイス室内楽コンクールで受賞 。

2012年スイス三重奏コンクールのジェラルディン・ウィッタカー賞でスイス人作曲家の曲を最も優れた解釈で演奏したグループに与えられる「スイス音楽基金賞」を受賞。同年「スイス大使賞」受賞。欧州(ロンドン、ウイグモアホール他)、米国、日本各地で演奏活動を行う。 スイスの作曲家ダーフィト・フィリップ・ヘフティ氏とクリストフ・シース 氏がメデア・トリオのために各々「 Lichter Hall」(明るい響き)と「Insomnies」(不眠症)を作曲。

2015年 メデア・トリオ演奏によるダーフィト・フィリップ・ヘフティの「Lichter Hall」と「Interaktionen」がミュージック・スイスよりデビューCD発売。アントン・ケルニャック、アンドラーシュ・シフ、フェレンツ・ラドショの三氏から影響を受ける。

2014年からルツェルン室内管弦楽団(Festival Strings Lucerne)の団員。チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団とチューリッヒ室内管弦楽団 (Zuercher Kammerorchester)でも活動。2008年から09年までグスタフ・マーラー・ユーゲンド管弦楽団の団員として活動。ルツェルン・コンサートホール (KKL Luzern) でアウバン・ベルグの「ヴァイオリン協奏曲」をルツェルン交響楽団と共にソロ演奏。

2012年よりブリエンツ・バイオリン制作学校の音楽科で教鞭を執る。「ベーレンシュツッツ」音楽堂と「ダッハカンマーコンツェルテ・ブリエンツ 」のアートディレクターとしても活動中。

2017年春から2018年夏までチューリッヒ・トーンハレ管弦楽団の第二ヴァイオリニストとして契約。

Thiemo Schutter ティエモ・シュッター チェロ

1985年スイスに生まれる。

ベルン音楽大学でコンラディン・ブロドベク氏に学び、教員免許を取得。ルツェルン音楽大学でマレク・イエリエ氏に師事、演奏実技(主専攻)、現代音楽(副専攻)でMAを取得。ケルン音楽大楽の室内楽講習でルツェルン弦楽四重奏団のメンバーとしてアルバン・ベルグ弦楽四重奏団に指導を受ける。

室内楽の他に現代音楽にも興味を持つ。スイスの現代音楽合奏団アンサンブル・ボスヴィルで演奏。アンサンブル・プロトン・ベルンの結成にも携わる。

2013年から2015年までブリエンツ・バイオリン制作学校でバイオリン制作者として職人教育を受ける。

2015年夏よりバイオリン制作家として働きながら、チューリヒとベルンで室内楽奏者としても活動。

Gregory Ahss グレゴリー アース ヴァイオリン

5歳のときに地元モスクワのグネーシン音楽院でヴァイオリンを始める。その後イスラエル音楽院、テルアビブ音楽院、そしてレナ・メイザー、イレナ・スヴェトローヴァ、そしてドナルド・ワイラースタインに師事して、ボストンのニューイングランド音楽院で教育を受ける。在学中から、アカデミーのヴァイオリンコンクールや室内楽コンクールに優勝、イスラエルにおいて優れた演奏解釈をした特別賞など授与され、ポルトガルのポルトの国際コンクールヴァイオリンで優勝する。1993年から2001年までアメリカ - イスラエル文化財団の奨学金を授与される。在学中に、ヴァレイ・ピアノトリオを設立して2002年にイタリアのトリエステの有名な国際室内楽コンクールの最優秀賞を受賞する。

ソリストとして、彼は、マーラーチェンバーオーケストラ、オーケストラ・モーツァルトボローニャ、カメラータ・ザルツブルクと共に、クラウディオ・アバドやヤニック-ナジーセガンの指揮のもとで演奏している。多くのコンサートやこれらのアンサンブルの指揮者としても活躍している。

彼の室内楽パートナーには、ナタリー・グートマン、ザビーネ・マイヤー、ゴーティエ・カプソン、ヴァレンタイン・エルベンや、グスタードのメニューインフェステイバルで、バッハとヴィヴァルディの二重協奏曲をカメラータ・ザルツブルクと演奏したダニエル・ホープなどがいる。

また、主要オーケストラのコンサートマスターとして、ロンドン交響楽団、バイエルン交響楽団、モントリオール交響楽団、バンベルク交響楽団、バイエルン州立管弦楽団、オーケストラ・デル・サンタ・セシリア、オーケストラ・モーツァルトを含む多くで演奏しており、ヴェルビエフェスティバル、ゴットランドフェスティバル、イスラエルフェスティバルなどの数多くの国際フェスティバルへも招待されている。2005年から2011年にかけて、マーラー室内管弦楽団のコンサートマスターとして数多くのコンサートに参加している。

現在は、ルツェルン祝祭管弦楽団のコンサートマスターであり、2012年以来、カメラータ・ザルツブルクの第一コンサートマスターを務め、室内楽者、ソリストとして、世界各地で活躍を続けている。

Konstantin Pfiz コンスタンティン・フィッツ チェロ

1967年ドイツ・ヴィルヘルムスハーフェンに生まれる。

ベルリンのジョージファウスト、ロンドンのロイヤルアカデミーオブミュージック、そしてニューヨークのジュリアード音楽院でハーヴェイシャピロと学び、さらに、ダービット・ゲリンガス、ボリス・ペルガメンシコフ、ポール・トゥルトルエ、ハインリッヒ・シフおよびアマデウス カルテットによるマスタークラスに参加。

1998年にミュンヘン国際ARD音楽コンクールで優勝し、ウイーンのコンツエルトハウス、アムステルダムのコンツエルトヘボー、ロンドンのヴィグモアホール、ニューヨークのカーネギーホールなど、世界の主要なホールで演奏。またソリストとしても、モーツァルト管弦楽団、ブレーメン・フィル、ミュンヘン交響楽団となどと共演している。1997年から2011年までマーラー室内管弦楽団のソリストとして、2014年以来ベルゲンフィルハーモニー管弦楽団の首席ソリストとして活躍した。現在、クレメンテトリオ、創設からのメンバーであるルツェルン祝祭管弦楽団に所属、室内楽奏者、ソリストとして世界各地で活躍を続けている。

Frank Immo Zichner フランコ・インモ・ツィヒナー ピアノ

1962年に生まれる。ベルリンにおいてディータ・ツェヒリン教授に師事。ベルリン音楽大学卒業。のち、プレスラー(インディアナ)、ラタイナー(ニューヨーク)、クルターク(ブタペスト)の各氏のもとで研鑽を積む。

1985年ロベルトシューマン国際コンクール、1986年フランス・コルマールの室内楽コンクールなど、数多くのコンクールにて受賞。世界各地30ヵ国以上に於いて、ソリスト、室内楽奏者としてコンサート、フェスティバル、放送出演などで活躍している。

ベルリン放送交響楽団や、ドイツ交響楽団、ほか多数のオーケストラと、ミヒャエル・ザンデリング、マレック・ヤノウスキーなどの指揮者と協演をしている。また録音したCDは25枚で、「ドイツ・レコード批評家賞」をはじめ数々の栄誉ある賞を受賞している。

2004年、米国・インディアナ州立音楽大学客員教授。ライプツィヒ、ロストック、ヴァイマールにある各音楽大学にてもピアノと室内楽の指導にあたる。

2011年よりベルリン芸術大学で教えている。2013年にベルリン芸術大学内に室内楽センターを設立し、主任をつとめている。また、マスタークラスをドイツ国内および世界中にて開催し、世界各国の国際コンクールの審査員メンバーをつとめている。

2019年、ワルシャワのフレデリック・ショパン音楽大学の室内楽客員教授に就任。

http://www.frank-immo-zichner.de/

http://www.frank-immo-zichner.de/press-kit/

素敵な音楽仲間
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