2002年 第3回ピアノデュオ連弾コンクール
-京都府船井郡日吉町胡麻-

開催要項

主催

かやぶき音楽堂ピアノデュオ連弾コンクール実行委員会

後援

文化庁/京都府/京都府教育委員会/日吉町/日吉町教育委員会/水資源開発公団/オーストリア大使館/(財)日本ナショナルトラスト/(財)日本ピアノ教育連盟

協賛

関西電力京都支店/ローム株式会社/西日本旅客鉄道株式会社/オーストリア航空/ルフトハンザドイツ航空/株式会社進々堂/オーストリア造幣局/スタインウェイ/ジャパン株式会社/スワロフスキー・ジャパン株式会社/(株)松尾楽器商会/小杉商事株式会社/ネスレジャパングループ/北新地益田ビル/有限会社古都デザイン/平岡旗製造株式会社/オムロン株式会社/京都ホテルオークラ 他

協力

ヤマハ株式会社/(株)河合楽器製作所

かやぶき音楽堂ピアノデュオ連弾コンクール実行委員会

委員長 岡本道雄 (国際高等研究所特別顧問・京都文化財団理事長・京都大学元総長)
委員  永田 穂 ((株)永田音響設計取締役特別顧問)
委員  芳澤勝弘 ((財)禅文化研究所主幹)
委員  森田和子 ((株)益田代表取締役社長、国際ソロプチミスト)
委員  中田幸子 ((株)ハッピーエコー取締役社長)
委員  山岡通太郎((財)日本ナショナルトラスト理事長)
委員  西村 陽 (関西学院大学経済学部講師)
委員  E・F・ザイラー (ピアニスト)
委員  仲村 脩 (京都府日吉町長)
委員  吉川元治 (京都府日吉町教育長)

かやぶき音楽堂デュオコンクール運営委員会

委員長 K・M・ザイラー (ピアニスト)
委員  久世由賀、草田みち子、塩内公博  他

趣旨

 1998年に、京都府船井郡日吉町にあるかやぶき音楽堂において、第1回かやぶき音楽堂ピアノデュ オ連弾コンクールを開催しました。このコンクールは日吉町や多くの企業、そして多くの方々に寛大なご支援をいただき、日本の音楽界にたいへん快く受け入れられました。
 今でもコンクールに参加した音楽家たちから、ピアノデュオを楽しんで続けている様子を書いた手紙が送られてきます。このように、コンクールの目的は私たちの予想をはるかに越えて達成されました。また、2年後(2000年)の第2回かやぶき音楽堂ピアノデュオ連弾コンクールは、第1回には参加できなかった若い音楽家、小中高の青少年を対象にして開催され、成功裏に終えることができました。
 日本ではピアノを連弾する機会は大変少なく、現在ピアノ連弾のためだけのコンクールはひとつもないのです。このコンクールを是非継続してほしいという御意見やお問い合わせも多く頂き、2002年はより多くの方々にこの素晴らしい連弾の世界に参加していただける様、年齢は14歳以上とし、広く参加者を募り開催することにしました。

 日本に西洋音楽が紹介されて以来、日本人にとって、それも驚くほど多数の日本人にとってピアノを学び練習することは、楽しみであると同時に「しなければならない」ことであったと言えましょう。確かに鍵盤は、音楽や和声を学ぶ上で基礎となる道具です。しかしながら、日本の教育では、ソロによる練習や演奏ばかりが強調され、しばしば音楽する楽しみ、特にパートナーや友人とともに音楽を作り上げる楽しみを損なう結果になっています。
 一台のピアノ・四手連弾というのは、音楽を気軽に楽しむ素晴らしさを気付かせてくれるのには打ってつけといえます。著名な作曲家による一台二人四手のために書かれたオリジナルな曲は、驚くほどたくさん存在し、有名でよく耳にする交響曲や室内楽のほとんどすべてが四手連弾として編曲されています。これらの楽曲は、初歩段階のピアノ演奏技術でも取組み可能な易しいものから、熟練したピアニストや音楽家が演奏する技術的に難度の高いものまで、幅広く存在しています。まさにこのことにより、西洋音楽がこれほど幅広く普及し高い評価を得ることになっていると申せましょう。
 このコンクールが多くの人々にとって、たくさんの美しいレパートリーがある連弾曲との新しい出会いになればとても嬉しく思います。

2002年4月
第3回かやぶき音楽堂ピアノデュオ連弾コンクール
企画提案者 エルンスト&和子 ザイラー 実行委員会及び事務局一同

第3回かやぶき音楽堂ピアノデュオ連弾コンクールは終了いたしました。
デュオコンクール