2010年 第7回 かやぶき音楽堂 デュオコンクール
ピアノデュオの祭典 -美しい胡麻の里にて-

開催要項

主催

かやぶき音楽堂デュオコンクール実行委員会

後援

文化庁/京都府/京都府教育委員会/第26回国民文化祭京都府実行委員会/南丹市/南丹市教育委員会/オーストリア大使館/財団法人日本ナショナルトラスト/財団法人日本ピアノ教育連盟/朝日新聞社/京都新聞社/NHK京都放送局/かやぶき音楽堂

協賛

ローム株式会社/西日本旅客鉄道株式会社/オーストリア造幣局/株式会社京都銀行/財団法人京都オムロン地域協力基金/スタインウェイ・ジャパン株式会社/株式会社進々堂/株式会社聖護院八ツ橋総本店/株式会社ロマンス小杉/有限会社古都デザイン/平岡旗製造株式会社/明治国際医療大学 他

協力

株式会社河合楽器製作所/ヤマハ株式会社

かやぶき音楽堂ピアノデュオ連弾コンクール実行委員会

委員長 岡本道雄 (財団法人日独文化研究所理事長・所長、財団法人国際高等研究所特別顧問、財団法人京都市音楽芸術文化振興財団顧問・元京都大学総長)
(以下50音順)
委員  池田美子 (オーストリア造幣局駐日事務所代表)
委員  エルンスト・ザイラー(ピアニスト)
委員  木下博夫 (公益財団法人国立京都国際会館館長)
委員  佐々木稔納(京都府南丹市市長)
委員  筒居博司 (公益財団法人日本ナショナルトラスト理事長)
委員  中田幸子 (ナカダ音楽事務所・音楽出版ハピーエコー代表者)
委員  永田 穂 (株式会社永田音響設計取締役特別顧問)
委員  森田和子 (京都薬科大学非常勤講師)
委員  森田陸司 (武田総合病院・病院長)
委員  芳澤勝弘 (花園大学国際禅学研究科教授)

かやぶき音楽堂デュオコンクール運営委員会

委員長 和子ザイラー(ピアニスト)
委員  塩内公博、松田照美、岩橋香、土岐香、小南ゆき 他

趣旨

日本に西洋音楽が紹介されて以来、日本人にとって、それも驚くほど多数の日本人にとってピアノを学び練習することは、楽しみであると同時に「しなければならない」ことであったと言えましょう。確かに鍵盤は、音楽や和声を学ぶ上で基礎となる道具です。しかしながら、日本の教育では、ソロによる練習や演奏ばかりが強調され、しばしば音楽する楽しみ、特にパートナーや友人とともに音楽を作り上げる楽しみを損なう結果になっています。
そこで1998年に、京都府南丹市(旧船井郡)日吉町にあるかやぶき音楽堂において、第1回かやぶき音楽堂ピアノデュオ連弾コンクールを開催しました。このコンクールは日吉町や多くの企業、そして多くの方々に寛大なご支援をいただき、日本の音楽界にたいへん快く受け入れられ、コンクールの目的は私たちの予想をはるかに越えて達成されました。その後2年ごとに開催し、広く参加者を募って成功裏に終えることができました。
デュオの楽曲は、初歩段階の演奏技術でも取組み可能な易しいものから、熟練した音楽家が演奏する技術的に難度の高いものまで、幅広く存在しています。まさにこのことにより、西洋音楽がこれほど幅広く普及し高い評価を得ることになっていると申せましょう。
このデュオコンクールが、室内楽への理解を深め、二人で共に音楽を作り上げる喜びを味わって頂くきっかけとなれば嬉しく思います。

2010年 第7回かやぶき音楽堂デュオコンクール 企画提案者 エルンスト&和子 ザイラー 実行委員会及び事務局一同

実施部門

A部門:1台のピアノによる4手連弾デュオ部門
B部門:2台のピアノデュオ部門

参加資格

14歳以上(2010年4月2日現在)。年齢上限なし。国籍不問。

※当コンクールで優勝経験のある人は参加できません。

開催期日・方法

コンクールは三次の選考を行い、第一次予選は非公開、第二次予選・本選は公開で行います。演奏中は最高の静寂が求められます。第二次予選・本選では、演奏は曲の途中でカットされることもありますのでご了承ください。
また、2002年以降に、デュオのうちのお1人がWFIMC加入の国際コンクール、又はNHK毎日音楽コンクールで、本選(ファイナル)に参加された方は、第一次予選(テープ審査)は免除されますので、お申込の際にお申し出下さい。
尚、海外からのご参加の方は、海外在住証明書、または、海外の在学証明書があれば、二次予選もテープ審査で受けることが出来ます。本選はかやぶき音楽堂にて参加して下さい。

第一次予選(テープ審査・非公開)

7月22日(木)~25日(日)

第一次予選はテープ審査により行います。テープ審査の結果は、参加者の代表者宛に7月末日までにお知らせします。第二次予選出場者には、第二次予選参加証と詳細をお送りします。

第二次予選

10月9日(土)~10日(日) 於:かやぶき音楽堂

第二次予選は、かやぶき音楽堂にて行います。

本選

11月3日(土)~4日(日) 於:かやぶき音楽堂

本選はかやぶき音楽堂にて行います。
(二次予選・本選では、演奏後に各組とも、審査員の先生方からコメントを頂けます。)

公開コンサート

本コンクールでは、本選出場者・本選入賞者には、公開演奏をする機会が与えられます。
(本選出場者には詳細を順次お知らせします。)

★本選出場者によるコンサート(入場無料)

11月5日(金)午後~夕方頃まで、JR京都駅構内室町小路広場にて

★本選優勝者、上位入賞者によるコンサート(入場無料)

本選審査及び表彰式終了後にかやぶき音楽堂で行います。

審査員(順不同)

  • 梅本俊和(大阪音楽大学名誉教授)
  • トゥンデ・クルツ(ザルツブルク音楽大学教授)
  • 上野真(京都市立芸術大学准教授)
  • エルンスト・ザイラー(ピアニスト)
  • 和子ザイラー(ピアニスト)
  • 練木繁夫(インディアナ州立音楽大学教授、桐朋学園大学特任教授、他

(表彰状および副賞)

  • 第二次予選出場者には参加ディプロマ授与
  • 本選出場者には表彰状ディプロマ授与

副賞(全てペアで)

■A部門・B部門
特別優秀賞第1位(A・B部門)
  • 日本~ドイツ間 ルフトハンザ往復航空券(ペアで2枚、フライト期間限定)
  • オーストリア造幣局発行「ウィーン金貨ハーモニー」

第2位
  • 商品券(ペアで5万円)
  • ロマンス小杉提供品
第3位
  • 商品券(ペアで4万円)
  • 平岡旗製造株式会社特製彫刻

※本選入賞者には、その他、聖護院八ツ橋総本店より審査員賞・参加賞 等があります。
※二次予選では、株式会社進々堂よりランチの提供があります。

宿泊

手配は各自でお願いします。また、京都市内に宿泊して、当日現地まで来ることもできます。(JR京都駅から山陰本線(嵯峨野線)「胡麻駅」まで約1時間、胡麻駅から徒歩約15分)
第二次予選出場者、本選出場者には、交通等詳しい情報をお知らせします。

その他の注意事項

  • 第二次予選、本選とも交通費、宿泊費などは自己負担でお願いします。
  • 公開コンサートにおいて、出演料は支払われません。
  • 審査に参加できないときは、速やかに事務局に連絡して下さい。

応募方法及び参加費の納入について

参加申込書について

  • 参加申込書(規定サイズB5~A4)は、郵送またはPCメールに添付して送付して下さい。
  • コピーしたものを使用しても構いません。ホームページからダウンロードしたもので、サイズが規定より小さい場合は、拡大コピーして使用して下さい。
  • PCメールで送付する場合は、写真欄には写真データは挿入せずに、プリント写真をテープと一緒にお送り下さい。
  • 参加申込み受付後に、代表者宛に受付通知を、ハガキまたはメールで送付します。(お申し込み後、10日を経ても通知が届かない場合は事務局までご連絡下さい。)

参加申込書の記入について

■名前欄
左欄には日本語で、右欄には英字で記入して下さい。
■住所欄
コンクールに関する連絡書類はすべて代表者宛に送付します。必ず配達可能な住所をお書き下さい。パートナーの方には、代表者の方から連絡して下さい。
メールアドレスは、アドレスをお持ちの方はなるべくご記入下さい。
ご記入いただいた場合には、テープ審査結果などをメールにてご連絡します。
■職業欄
学生の方は学校名を、左欄には日本語名で、右欄には英語名で記入して下さい。
社会人の方は職業と最終学歴を、左欄には日本語で、右欄には英語で記入して下さい。
■音楽暦
今までに、かやぶき音楽堂のコンクールに参加されたことのある方は、参加暦をお書き下さい。(例:2002年度第3回かやぶきコンクール参加)

参加費について

  • 参加費はA・B部門共通で一組35,000円です。参加者2名のうち1名が代表者として一括し、必ず代表者の名前で下記の口座まで振込んで下さい。(振込み料は各自ご負担下さい。)また、参加費の振込みを確認するために、振込み日と振り込み人名義をお知らせ下さい。
  • 参加者の都合で棄権された場合、参加費は返却しません。ただし、第一次予選不通過の場合、参加費35,000円のうち20,000円を普通為替にて返金します。

課題曲録音テープについて

  • カセットテープ以外(CD・DAT・MD)でも受付けます。カセットテープ(CD・DAT・MD)のA面の頭から録音し、シールに参加部門・代表者・パートナー名を記入して、カセットテープとケースの両方に貼付して下さい。
  • MDでの録音は必ず標準(SP)モードで録音して下さい。LP録音はしないで下さい。
  • カセットテープ(CD・DAT・MD)は返却しません。

参加申込書受付・参加費振込みの締切りは、7月16日(金)必着です
課題曲録音テープ受付締切りは、7月20日(火)必着です

申込書・テープの送付先

〒603-8691 日本郵便株式会社 京都北郵便局私書箱24号
かやぶき音楽堂デュオコンクール事務局
(注意!)送り先が郵便局私書箱のため、宅配便業者はご利用できません。

参加費の振込先

京都信用金庫 北山支店 普通預金
【口座名義】 かやぶき音楽堂デュオコンクール実行委員会
【口座番号】 0579040

課題曲

生誕200年のR・シューマンとF・ショパン、生誕100年のS・バーバーを記念して

A部門:1台のピアノによる4手連弾デュオ部門

■第一次予選(テープ審査)

選択課題曲(A)(B)
演奏時間:合計6分以内

(A)J・ブラームス;ハンガリー舞曲集第1集~4集(全21曲)
(B)A・ドヴォルザーク;スラブ舞曲集Op.46(全8曲)、Op.72(全8曲)

(A)(B)全37曲の中から、演奏時間が6分以内になるように、任意の2曲を選んで下さい。同一の舞曲集から2曲を選ぶことも可能です。

■第二次予選

選択課題曲(A)(B)(C)と自由曲
演奏時間:合計12分以内

(A)S・ラフマニノフ;6つ小品Op.11より No.4 ワルツ
(B)S・バーバー;「思い出」Op.28より No.5 へジテーションタンゴ
(C)E・グリーク;ノルウェー舞曲Op.35より No.4 ニ長調

(A)(B)(C)から任意の曲を一つ選び、自由曲(四手連弾のために作曲されたオリジナル曲)と合わせて12分以内になるように、プログラムを組んで下さい。(曲数は問いません)

■本選

選択課題曲(A)(B)と自由曲
演奏時間:合計20分~25分以内

(A)J・ブラームス;シューマンの主題による変奏曲Op.23変ホ長調
(B)R・シューマン;東洋の絵Op.66(全6曲)

ミニリサイタル形式とします。(A)または(B)のどちらか(全曲)を選び、自由曲(四手連弾のために作曲されたオリジナル曲)と合わせて(最短)20分~(最長)25分以内になるように、プログラムを自由に組んで下さい。
ただし、第一次・二次予選の曲は除きます。違った性格を持ち、審査員と聴衆を魅了するような曲を選んで下さい。大作の中から一つの楽章を入れることも可能です。

■注意事項
  • 第一次、第二次、本選とも、全ての曲はリピート無しで演奏してください。
  • 第二次予選、本選とも楽譜使用可能ですが、暗譜を奨励します。
  • 楽譜の出版社は指定しません。ご自由に選んでください。

B部門:2台のピアノデュオ部門

■第一次予選(テープ審査)

選択課題曲(A)(B)

(A)M・クレメンティ;ソナタ 変ロ長調Op.12-5より1楽章
(B)J・C・バッハ;ソナタ ト長調より 1楽章

(A)(B)から任意の曲を一つ選んで下さい。

■第二次予選

選択課題曲(A)(B)と自由曲
演奏時間:合計12分以内

(A)S・ラフマニノフ;組曲第2番Op.17 No.2 ワルツ ト長調
(B)A・アレンスキー;組曲1番Op.15 No.2 ワルツ ハ長調

(A)(B)から任意の曲を一つ選び、自由曲(2台のピアノのために作曲されたオリジナル曲)と合わせて12分以内になるように、プログラムを組んで下さい。(曲数は問いません)

■本選

選択課題曲(A)(B)(C)と自由曲
演奏時間:合計20分~25分以内

(A)R・シューマン;カノン形式による6つの練習曲Op.56(全6曲)
(B)R・シューマン;アンダンテと変奏Op.46
(C)F・ショパン;ロンドOp.73 ハ長調

ミニリサイタル形式とします。(A)(B)(C)から任意の曲を一つ選び、自由曲(2台のピアノのために作曲されたオリジナル曲)と合わせて(最短)20分~(最長)25分以内になるように、プログラムを自由に組んで下さい。
ただし、第一次・二次予選の曲は除きます。違った性格を持ち、審査員と聴衆を魅了するような曲を選んで下さい。大作の中から一つの楽章を入れることも可能です。

■注意事項
  • 第一次、第二次、本選とも、全ての曲はリピート無しで演奏してください。
  • 第二次予選、本選とも楽譜使用可能ですが、暗譜を奨励します。
  • 楽譜の出版社は指定しません。ご自由に選んでください。
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